食べて健康になろう!【大野じゅん子料理教室】

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 「食育を大切に…」最近は共働きの家庭も多くなり、出来合いの食事、外食ばかりに頼っている人も多いのではないでしょうか。体に優しい料理を家で作り、食べるという大切なことを、多くの人に伝えようと奮闘する管理栄養士・大野順子さんに話を聞きました。大野さんは、料理教室を主宰し、数々の市民講座の料理の講師も務めています。

 最近は、朝食を食べないという人も多いのではないでしょうか。「1日を元気にスタートしよう!」と話すのは大野さん。「朝食抜きでは、力が出ません。お味噌汁1杯やおにぎり1つでもいいんです」と朝食の大切さを説きます。
 そして、「今、皆に一番大事なのは青い葉をいかに食べているか、1日1杯の牛乳を飲んでいるか、良く噛んで食べているか…」などなど食への熱い思いが伝わってきます。「食べることは、人を良くする」とも言われるほど、きちんと食べることは大切なのだそうです。

皆さん真剣に料理を作っています

皆さん真剣に料理を作っています

自宅にある教室

 自分の家を建て替えるとき、家族の理解、協力もあり敷地内の一角に料理教室としての機能・設備を設けた部屋を作りました。いつでも、料理と向き合える時間を作ることができ、いろいろ趣向を凝らした教室も開催できます。

世界の料理を伝えたい

 大野さんは旅行が大好き。今までに、40カ国を渡り歩き、各国のおいしい料理を勉強してきました。現地の料理教室を探し、交渉し、レッスンを受けるという方法で本場の味を体験し、文化と共に肌で感じてきました。
 教室では、料理を教えるだけでなく、その国々の面白い情報や豆知識も一緒に話してくれるので、いつも会話や笑いがいっぱい。楽しく料理を学べること間違いなし!
 先生は「たくさんの知らないことを発見し、それを伝えることが楽しい」、「皆でいろんな料理を教えあったりする楽しみもあるんですよ」と言います。
 取材の日は、クロアチア料理でした。生徒もテキパキと動き始め、1時間くらいで、でき上がった料理は本当においしかったです。

食の自立を目指して

 男の人も料理ができるようにならなければいけないと、教室に通う人もいるほど、自分で作り食べるということが大事だと思っている人が多くなってきたそうです。「温かい家庭料理をもう一度見直していただけたらうれしいです」と大野さんは言います。

いつも笑顔の素敵な順子先生です

いつも笑顔の素敵な順子先生です

編集後記
自分も仕事で遅くなると手抜きばかりでしたが…今回の取材にあたって手作り料理が家庭にとってとても大事であり、いろんな野菜などを良く噛んで味わいながら食べることの大切さを思い出させていただきました。

今回の取材先
大野じゅん子料理教室
住所:小針一丁目112
電話番号:75‐0124
※教室は随時開催中。
詳しくは問い合わせてください。

※ページ上部の写真はクロアチア料理で、メーンは、チョバナツとジャガイモのニョッキ。ほか、クスクスのサラダ、ダルマチアンプリンです。