「何かできたらいいな」がきっかけという杉本さん。元々、自然素材が大好きで、大切な物がいっぱいある。そんな大好きと大切を知ってもらいたくてと、自身の取り組みを熱く語ります。
「Tenjin-ecoStyle」は建設関係の会社「てんじん」の環境緑化部門として、生まれました。建設業という仕事柄、今は必要だから造るけれど、自然の姿を変えてしまっているとか、産業廃棄物という不必要な物などエコとは相反するシーンも。環境に与えるマイナスを少しでもプラスに変えられたら…。すべてはそこから始まりました。
究極のリサイクル
地球温暖化の防止や省エネ効果が期待される屋上緑化。地球のためを思って提案されるものだから、少しでもゴミが出ない自然のものをと考えた時に出合った「ぞうさん緑化マット」。ゴミにしかならなかった「やし殻」を緑化マットとしてリサイクル。
火山灰や竹炭を植木鉢にしたeco-pochiは、多孔質のため、保水力に富み、消臭作用もあります。土いらずなのでお手入れも簡単。そして、ゾウの糞を紙にしたぞうさんペーパー。ここで扱っている商品は杉本さん自身でいいな、と思ったものばかりなのだそうです。
収益は、ゾウが人間の村や施設を襲わないよう保護する施設を作るための資金源になる究極のリサイクル。
子どもたちへの思い
今一番力を注いでいるのは、モザイクタイルを使って作品を作るワークショップ。市内の子ども会からの依頼で講座を行ったことも。子どもからお年寄りまで誰でも楽しめます。子どもたちに自分で創造して作る楽しさ、他人と触れ合うことの大切さを教えたくて始めたのに、逆に子どもたちから教えられることが多いんだとか。今後、地域の子どもたちとお年寄りが一緒に楽しめるイベントになれたらと話していました。
「16色のタイルを自分で選んで並べる。そこから出るメッセージを紐解きたい。夢は、タイルアートにカラーセラピーを取り入れて新しいコミュニケーションのツールをつくること」と杉本さん。気持ちを上手く表せない子どもたちのためのツールとして利用できるそうです。期待しましょう。
天然ゴムで作った動物の人形の触り心地が気持ちよかったです。
リアルな外見から想像つかないプニプニ感は、嫌なことがあっても触れば癒やされそうです。
今回の取材先
Tenjin-ecoStyle
住所:小牧市大字三ツ渕547‐1
電話番号:75‐7616
HP:http://www.tenjin-ecostyle.com/