白くて柔らかな 「え~もん」みっけ!【合資会社美濃屋商店】

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 「高タンパク、低カロリーでおなじみ、消化吸収抜群の豆腐。私たちの健康・美容・長寿の実現に一役買う豆腐。それをまじめに作ってくれるのは、豆腐油揚製造卸「美濃屋商店」。小牧に創業86年という老舗豆腐店がある事を知っていますか。
機械は清潔に手入れされています。 豆腐屋の朝は早いんです!白い豆腐のパレードは7時ごろに。

機械は清潔に手入れされています。 豆腐屋の朝は早いんです!白い豆腐のパレードは7時ごろに。

 小牧で豆腐の製造業を営む「美濃屋商店」は、東京で修行をした初代(現社長の祖父)が、昭和5年に開いた豆腐店です。祖父、父から自身へと引き継ぎ、三代目となる古田展大さん64歳。高校を卒業すると同時に家業に就き46年。
 豆腐作りのプロが言います。「豆腐の出来栄えを左右すると言われているのが、豆のふやかし具合だ」と。展大さんが長年培った目で、気温や湿度などをチェックし、ふやかし具合を見極めます。常に最良の商品を提供するために細心の注意を払います。
 今では、展大さんの息子謙太郎さんも四代目として、共に店を切り盛りし、その千里眼と技術の継承を約束しています。

小牧の豆腐

 製造している商品は、豆腐、厚揚げ、ガンモなど全18種類。原材料の1つ国産大豆は、その味の濃さから、愛知産「ふくゆたか」しか使わないそうです。
 豆腐製造に欠かせない水は、製造過程で使用する水はもちろん、パッケージされる際の水も全て、美濃屋商店敷地内の井戸水を使うそうです。
 私たちが住むこの地域の水はおいしいと、よく言われます。愛知産の大豆と小牧の水を使って作られた豆腐なんだと思うと、安心感と愛着が湧いてきませんか。

味の濃い大豆製品を是非味わって!!

味の濃い大豆製品を是非味わって!!

豆腐を介して触れ合いたい

 現在は小牧や近隣市町の学校給食への納品を一手に引き受ける他、ショッピングセンターへの納品など卸し業中心の商いですが、原点である「町の豆腐屋さん」の顔も、決して忘れていません。
 製造工場の一角に直売所を設けています。小売りで扱う品物は、全て国産大豆を原材料にした物だそうです。タイミングが合えば、購入と同時におからをもらうこともできるとか。近所の住民には言わずと知れた豆腐屋さんなのです。
 セントラル製麺で毎月第2土曜日に開催される青空市には、四代目と顔を揃えて必ず出店します。対面販売は楽しいと話します。

春、オススメの豆腐

 この季節、味わいたい豆腐メニューといえば、田楽。田楽用の豆腐も製造しています。1丁で40串は余裕にとれるそうです。電話予約して、今年は我が家の甘味噌でおウチ田楽を楽しんでみては?
 豆腐に大豆そのものの風味を求めるなら奴で。食卓に一品、冷たいものがあってもいい季節になりました。小牧生まれの真面目な豆腐を皆さんも是非。
※写真はくうちゃんの自宅で作った田楽です。

編集後記
  豆腐を摂取する事の大切さは分かっていたつもりですが、今回の取材で愛着が加わり、売り場で手に取る豆腐にも変化が。安さ一辺倒をやめました。そして豆腐メニューのバリエーションを増やすべく、検索!検索!
外観

今回の取材先
豆腐油揚製造卸 合資会社美濃屋商店
住所:新町三丁目466番地
電話番号:76-2434
営業時間 :9:00~17:30
定休日:日曜・水曜