小川さんの仕事は朝5時に仕入れに行くことから始まります。季節を先取りした色とりどりの花たちは、店のショーケースに飾られ、一足早く来た春に笑顔がこぼれます。
花の魅力、笑顔の魅力
花の楽しみ方はいろいろです。家に飾ったり、記念日のプレゼントに贈ったり。花屋さんにとって、お客さんの花選びをお手伝いするのも大切な仕事。選んだ花で、お客さんの満足な笑顔が見られた時が小川さんの一番の喜びです。
切り花の販売はもちろん、アレンジメントフラワーの注文も多いこのごろ。花屋の仕事をしながら勉強したというアレンジメントは、技術力やそのセンスを買われ、個人のお客さんだけでなく、企業のエントランスにも飾られるそうです。
アレンジメントフラワーの魅力は「作り手の性格が出るところ」と話す小川さん。バランスが良かったり、個性的だったりと、同じ花材でもいろいろな表情を見せるそうです。
ワークショップは楽しいふれあい
また、店以外のフィールドでもワークショップを開催し、地域貢献にも取り組んでいます。中でも、米野小学校で毎年末に開かれる正月花のアレンジメントフラワー教室は、10年以上続いています。
教室には男性の参加も珍しくないそう。取材した日も、2回目の参加だという男性が楽しそうにアレンジメントフラワーを作っていました。「うまくできない~!」という声に、小川さんが少しだけ手を貸すと、見事にまとまりの良い作品に早変わり。「きれいになった!!」と歓声が上がるとともに、プロの腕前に感服。
花を長く楽しむために
切り花を少しでも長く楽しむためには水切りを忘れないこと、置く場所や温度に気を使い、水やりを忘れず花の鮮度を保つことだそうです。少しでも長く楽しみたいですね。観葉植物も同じことが言えるそうです。自分で買った花、贈り物の花。花はいつだって季節を教えてくれるし、花を愛でる心は忘れたくないですね。
今回の取材先
花工房 浪漫
住所:中央5‐5
電話番号:0568‐73‐4649
営業時間:(平日)9:00~20:00 (日曜・祝日)9:00~19:00
定休日:木曜日